「カメラを始めたいけど、カメラ以外にも必要なものってある?」
私が初めてのカメラを購入するときに疑問に思ったことのひとつです。
カメラとレンズ以外にどれくらいお金がかかるのか。予算内に収まるかな…
といった心配を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
インターネットでいろいろな情報を見ていると、正直「これ最近まで持ってなかったけど、とくに問題なかった」という物も「必須アイテム」として紹介されていたりします。
いろいろな考え方がありますし、撮る被写体によっても「必須アイテム」は変わってきます。
そこでこの記事では、こんな方に参考にしていただければと思います。
- とくに撮りたい被写体やどんな写真が撮りたいか決まっていない
- まずは、お出かけしたときにキレイな写真を撮りたい
- 低予算で考えているので、まずは最低限のものから始めて徐々にいろいろ揃えていきたい
これ私が考えていたことで、とくに撮りたいものはなく飽き性なので続くかも分からなかったので、まずは最低限必要な物だけで始めました!
こんな感じでフワッとカメラを始めた私ですが、なんだかんだ趣味カメラ歴3年目となりカメラライフを現在進行形で楽しんでおります!
そんな私が買ってよかったし、ちゃんと使ってるよ!という物の中から
- 最低限必要・用意した方がいいもの4選
- 必要を感じてあとから買い足したもの3選
この2つにカテゴリー分けしてご紹介していきます。
※紹介している具体的な商品は、私が実際に使用している機材に合わせたものになります。他メーカーや別モデルの機材を使用している方はアイテムや選び方のみを参考にしていただき、機材に合うサイズやメーカー推奨品を選択してくださいね!
【わたしの使用機材】
FUJIFILM X-T30(始めて購入したカメラ)
FUJUFILM X-T5(現在使用しているカメラ)
XF35mmF1.4R
TAMROM18-300mm
【最低限必要・用意した方がいいもの】4選
SDカード
SDカードは撮影した写真を保存するために必要なので、これが無いとどうにもなりません。
いろいろなものがありますが、まずはコスパのいいもので始めるのがいいと思います!
そこで「Transcend(トランセンド)」が安価で性能も十分で保証付きなのでおすすめです!
【選択基準は容量と転送速度】
- 静止画(写真)だけなら32GBで十分
- 動画も撮るなら64GB以上
- 転送速度は90MB以上が快適
私が使用しているカメラ「FUJIFILM X-T5」は高速連写撮影をするときは「UHS-Ⅱ」のSDカードの使用をメーカーで推奨されています。
高速連写では、ある一定のデータ書き込み速度が必要なんですね。
私は今のところ、写真のみ・高速連写はほぼ使用しないのでTransendの32GBで足りています。
まずは安価なものから使用して、自分の撮りたいものや撮影スタイルが決まってきたらそれに合うものに変えていくといいよ!
レンズ保護フィルター
「プロテクトフィルター」とも呼ばれ、名前の通りキズや汚れから「レンズを保護するため」に使用するもので、レンズ先端にねじ込み式で付けることができます。
レンズ表面をつい指で触ってしまい指紋がついたり、持ち運びや撮影時に何かに当たったりぶつけたりしてキズつけてしまう可能性はかなり高いです。
もちろん無くても撮影はできますが、キズつき方によっては写りに影響がでることもあります。
そうなる前に防ぎ、なにより気にせず撮影を楽しむためには使用することをおすすめします!
【選択基準はサイズ・厚み・反射率・コーティング】
- 【サイズ】 「レンズ径(フィルター径)」に合わせたものを選択します。
サイズ表記はメーカーにより異なりますが、だいたいレンズボディー側面やレンズ正面枠に記載されています。(Φ67mmといった表記)
レンズ購入時に一緒に購入したい時は商品仕様・説明欄に「フィルターサイズ」「フィルター径」「レンズ径」という表記で記載があると思いますので確認しましょう!
- 【厚み】 レンズフィルターは「通常枠」「薄枠」「極薄枠」があります。
レンズが実焦点距離28mm以下の広角レンズの場合、厚い「通常枠」だと画像にフィルターが映り込む「ケラレ」という現象が発生します。
とりあえず「薄枠」を選んでおくことをおすすめします! - 【反射率】 光の反射による画像への影響を防ぐために、反射が少ない面反射率0.5%以下の「マルチコート」を施しているものを選択しましょう!
- 【コーティング】 水や油をはじくコーティング「撥水・撥油コーティング」を採用しているものを選ぶとメンテナンスが楽に行えます!
フィルター表面に指紋がついたりしても、撥油コーティングしてあるとクロスで拭き取るだけでキレイに!
コーティングされていないと、油分が残りやすくなります。
液晶保護フィルム
こちらも名前の通り「液晶画面を保護するためのフィルム」です。
「貼らない派」の意見もいろいろ聞きますが、やはり何かとキズ付きやすく汚れやすい液晶。
ファインダーを覗けば絶対に顔が当たって油分がつくし、女性ならファンデーションがついてさらにやっかい。
液晶をタッチ操作する方もいると思います。
たびたび汚れを拭き取ることになりますが、柔らかいクロスを使っていても何度も拭いてるとキズがついてきます。
バックからの出し入れでも何かと擦れたりもします。
液晶がキズつくと、見づらくなるのはもちろんですが、いつかカメラを売りに出す選択をしたときに査定額が大きく変わってきます。
カメラボディーにつくキズは「使い込んでる感」が出てかっこいいですが、液晶など画像の確認に障害が出る箇所は購入したらすぐに保護することをおすすめします!
【選択基準はサイズ・コーティング・手軽さ】
- 【サイズ】 カメラアクセサリーメーカーのものなら、各機種対応サイズのものがあるのでカットしたりサイズの失敗がなく、なにより簡単です。
(「HAKUBA」「Kenko」「ETUMI」など)
自分のカメラの機種対応のものを選びましょう! - 【コーティング】 反射を抑える反射防止コート「ARコート」、撥水・防汚効果のある「フッ素コート」、フィルム表面にキズが残りにくい「ハードコート」などのコーティング採用のものを選ぶと、フィルム自体がキズ付きにくく、汚れが拭き取りやすくなり、頻繁な張り替えの必要がなくなり楽でコスパがいいです!
- 【手軽さ】 貼り方が難しいのは避けたいところ。エアーレスタイプの「シリコン層フィルム」だと置くだけで貼りつき、気泡が入っても自然に消えるので簡単です。
カメラの基礎系書籍
YouTubeやネットで検索すれば簡単に知ることができる「カメラの基礎」ですが、情報量が多すぎたり、内容がピンポイントすぎたりとちょうどよくまとまった内容のものを見つけるのが困難だったりします。
「なくても撮れる」物ではありますが、最初からある程度の知識を得てから始めたほうが楽しさが違うし、何ならカメラを購入する前に読んだ方がカメラ選びの参考にもなるし、楽しみ方の想像もつくのでおすすめです!
そこで私が推したい書籍はこちら!!
「カメラはじめます!」
基礎中の基礎がちょうどいい情報量でまとめられた、マンガ形式でサクサク読めちゃう1冊!
「カメラの基礎系」書籍はいろいろ購入したけど、情報量が多すぎる!なんか難しくて読む気失せちゃった!みたいなものが多くて、全部読まずに終わってたんですよね…
「カメラで撮ればこういうの撮れると思ってたのに、全然できないんですけど!」を解決してくれて、この本の通りに一つずつ実践していけば基礎スキルが身について、どんどん楽しくなっちゃうのでカメラ始めたばかりの人は必読です!
初めての「カメラの選び方」やこの記事で紹介しているような「必要なカメラアクセサリー」についても載っていますので「カメラ購入前」に読んでみるのもすごくいいと思います!
カメラを始めた知り合いに貸したら「分かりやすくていい!」と喜んでくれました!
補足
ちなみに今回「カメラやレンズを購入するとだいたい付属されているもの」は省きましたので、中古購入した場合などで付属されてなかったら用意しましょう!
- バッテリー これがなければ電源も入らないので、もちろん必須アイテムです。
少し値が張りますが、純製品が安心・安全です。
- カメラストラップ カメラの落下防止のためにも、ストラップは使用することをおすすめします!
- レンズフード レンズ先端に装着し、レンズに強い余計な光が入り込まないよう防いだり、レンズを衝撃から守る役割をします。
これも、基本的には純製品が安心でおすすめです!
【必要を感じてあとから買い足したもの】3選
カメラポーチ
カメラの持ち運びの際に衝撃から守る・単純に荷物整理の目的としてもやはりあった方が絶対いいです!
「カメラバッグ」だと結構なお値段(だいたい2万円前後が相場)するし、使わなくなった時のことを考えると始めはハードルが高いですよね。
なので、まずはお手軽なポーチタイプで普段使っているリュックやバックに入れて持ち歩くのがおすすめです!
防湿庫
カメラとレンズを湿気から守るカビ対策として、防湿庫で保管することをおすすめします!
これ本当に必要なのか論争ってよく目にしますが、カメラは趣味で休日しか使わない人ほど防湿庫で保管したほうがいいです!
カメラとレンズは精密機器。
動かさずに湿度の高い場所に置いておくと、カビが生えたりレンズに曇りが発生します。
修理や内部クリーニングとなると高額でびっくりした!などとよく耳にします。
毎日のように頻繁に使う場合は、カメラ・レンズ内部の空気が動くので防湿庫など使用しなくてもカビが生えたりはしにくいようですが、レンズを何本も所有していたりするとたまにしか使用しないレンズもあったり…
休日しか使わない「週末カメラマン」は防湿庫に保管した方が安心です。
防湿庫のほかにも、安価で手軽な「ドライボックス」でもいいと思いますが、乾燥剤を定期的に交換する必要があるのでマメでない方は向いてないかもしれません。
私は乾燥剤の定期的な交換を忘れてしまう自信があったので
最初から防湿庫を購入しました!
かなり高額なのでは?と思っていたのですが、以外とそうでもない!
私は21Lを所有しており、カメラ1台・レンズ3本の保管には十分です。
容量を大きくすると「まだ入る」と散財につながりそうなので、自制のためにもこのサイズにしました 笑
コンセントに差しておくだけ。
部屋に置いておくにも、見た目もいいです!
ホワイトカラーも出てた!かわいい~欲しい!
ドライボックスなら、湿度計も付いているものがおすすめです!
メンテナンス用品
カメラ・レンズは顔や手の油分がついたり、埃も付きやすく内部に入り込むと故障やカビの原因になることもあるので、使用後はクリーニングをしましょう!
とはいえ、ちょっと面倒。
簡単で手軽に使用できるものがいいですよね!
クリーニングクロス
めがね用クロスでも全然OK!
液晶やレンズフィルターが汚れたらサッと使いたいのでカメラと一緒に持ち歩きましょう!
レンズペン
レンズ(フィルター)・液晶・ファインダーの表面汚れや埃を拭き取るためのもの。
クロスがペンタイプになったみたいな感じで、クロスよりも細部までキレイにできます。
先端にカーボン粒子が配合されたチップがついており、汚れをからめとってくれるんです。
先端チップのサイズや形態により「ファインダー用」「レンズ用」など様々。
ファインダーは狭くてクロスじゃ拭けないので、ファインダー用は必須。
汚れやすい液晶用・レンズフィルター用の3種類あるといいと思います!
ペンを収納できるクロス付きのセット品が持ち運びにも便利!
ブロアー
カメラやレンズに付いた埃や汚れを吹き飛ばすための、クリーニング用品です。
私が初めて購入したブロアーはコンパクトな「クリーニングキット」のものだったのですが、小さすぎてエアーの勢いが弱く全然使い物になりませんでした!
ブロアーは小さいものは絶対ダメです!
HAKUBAのこのシリーズは安価なのにエアーも十分でブラシ付き。
そして何よりカラーバリエーションが豊富でかわいいのでおすすめです!
まとめ
周辺機器やアクセサリー類は少しずつ揃えればいい!
最初から揃えるべきものって実はそんなに多くありません。
カメラやレンズは高価なものなので「保護する」目的のものは、なるべく早めに使用した方が後悔なく楽しめると思います。
三脚やストロボなども「必須アイテム」として紹介しているサイトも多く目にしますが、特に撮りたいものが決まっていない、カメラをなんとなく始めた人ほど購入は先送りにしましょう!
撮りたいものやシーンが決まってきたら、その都度必要なものを揃えていけば十分です!
皆さんの「カメラのある生活」が充実したものとなりますように!